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160926 性選択による脳進化

Category : わがままな脳
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性選択による脳進化


「進化論の祖」であるダーウィン自身も指摘したことだが、人間の進化、特にその脳や知能の進化に「性選択」が相当な重みで関わってきたのはないか。

性選択とは、自然環境から受ける自然選択とは異なった様式の選択で、オスに対するメスの好みや、メスをめぐるオス間の競争などの性的な関係によって起こることがある。
社会関係の複雑さの程度を表すと考えられる「群れの大きさ」が、相対脳重とも大脳新皮質の発達の程度とも有意な正の相関関係を持つことも確認されている。

つまり、より大きな群れを作るサルほど、脳・大脳新皮質がよく発達しているのだ。
脳・知能を発達させた大きな要因の一つが社会関係の複雑さであることは間違いない。
とはいえ、「性競争は脳進化の要因ではない」とも言えない。


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この問題はもっときちんと調べる必要がある。
その方法の一つは、性競争の程度を示す適当な指数を計算して、相対脳重や大脳新皮質の発達の程度との関係を調べることだ。
そうした指数として適当なのは、オスとメスの体格の違い(性的二型)と社会性比である。

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メスに比べてオスの体格が大きいほど、また、オス1頭あたりのメスの数(社会性比)が大きいほど、メスをめぐるオス間の性競争は激しいし、これらの間には正の相関がある(社会性比が大きいほど、オス/メスの体重比が大きい)。


ちなみに、ヒトの場合でも男女で体格差があることは明らかで、その平均的な値から
社会性比を計算すると、ヒトの場合、社会性比は約2になる。
つまり、少なくとも理論上は、男性1人あたりの妻の数は平均して2人が妥当、ということになる。


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霊長類では、メスに対するオスの体格が大きいほど(性的二型の程度が大きいほど)、また、社会性比が大きいほど、より発達した脳と大脳新皮質をもつのである。
多数の霊長類の比較でわかったことが、そのまま人類に通用するとは限らない。
ついでに言えば、性選択には「オスに対するメスの好みによる進化」という形式もある。

性選択がヒトの脳・知能の進化にも働いてきたことが正しいとしても、それには、女性をめぐる男性間の性競争だけではなく、「女性の好み」も相当な重みで関与してきた可能性もあるのだ。
これに関する定量的な研究は現時点では皆無といってよいのだが、いつか証明される時が来ると、密かに予想・期待している。



澤口俊之著 「わがままな脳」より



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160918の卓上四季

Category : 新聞記事
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160918の卓上四季に

「ああこれでいい、これで大丈夫だ」
「今日は人々みな喜色ありて明るい。昨日とはまるで違う」。
小樽ゆかりの作家・伊藤整が日記にそう書いた。
1941年、米英などへの宣戦布告で太平洋戦争が始まった際のものだ。

戦争が起きて何がうれしいのか、というのが今の感覚だろう。
まして自由人の伊藤である。
だが当時は、大多数の国民が開戦に沸いた。
報道や教育、日常生活にまで統制が及んで、戦いを歓迎するよう仕向けられていたのだ。

と、書かれていた。



「作家で自由人の伊藤が戦いを歓迎するよう仕向けられた」と思っていることは、伊藤整に対して失礼だと思うのだが・・・。
作家で自由人であることは、俗に言う庶民よりより多くのことを知っている知識人であろう。
報道によって戦いを歓迎するよう仕向けられたとするのは、果たしてどうなんでしょうか。



さらに、
当時の日本政府は「満州事変」「支那事変」などと呼んで、戦争という言葉を避けていた。〜と。


「戦争」とは、主権国家間の、軍事力行使を中心とする全面的な争い。
「事変」とは、宣戦布告なしで行われる国家間の戦闘行為。
と国語辞典(集英社)に記載されている。

「満州事変」
昭和6年9月18日午後10時20分、奉天駅から東北に8キロほど離れた柳条湖という場所で、南満州鉄道(満鉄)の線路が何者かによって爆破された。
この付近で満鉄の警備に当たっていた日本の関東軍独立守備隊は張学良率いる東北辺防軍の仕業だとして、東北軍が駐屯する近くの北大営を攻撃、占領した。
衝突の事実を受電した関東軍司令部は、電報や電話で満鉄沿線の各連隊や独立守備隊を次々に出動させ、19日昼ごろには奉天を制圧、同日中には沿線の主要都市をほとんど占領した。


「支那事変」
昭和12年7月7日深夜11時ごろ、盧溝橋と呼ばれる地域の少し上流東側の荒れ地で夜間演習中の日本の支那駐屯歩兵第1連隊第3大隊に属する第8中隊が、背後の堤防上から銃撃を受けた。
発砲したのは、中国冀察きさつ政務委員会麾下きかの第29軍第3営とされる。
日本軍が北京郊外に駐屯していたのは明治34年、義和団事件後の条約で認められており、英国など各国の軍同様、現地で演習も行ってきた。
発生当時、第8中隊では初年兵が行方不明(まもなく発見)になっており混乱したが、報告を受けた第3大隊は8日午前5時過ぎから中国軍への攻撃を開始、夕方まで戦闘が行われた。
昭和16年12月までは、双方とも宣戦布告や最後通牒を行わず、戦争という体裁を望まなかった。
戦争が開始された場合、第三国には戦時国際法上の中立義務が生じ、交戦国に対する軍事的支援はこれに反する敵対行動となる。
国際的孤立を避けたい日本側にとっても、外国の支援なしに戦闘を継続できない蒋介石側にとっても不利とされた。
事変の長期化と共にアメリカ(多量の武器を輸出)やイギリスは重慶国民政府(蒋介石政権)を公然と支援した。
昭和16年12月8日の日米開戦と共に蒋介石政権は9日、日本に宣戦布告し日中間は正式に戦争へと突入していった。
同12日、日本政府は支那事変をも含め大東亜戦争と呼ぶことを決定した。


160924 多妻制も脳進化の原因?

Category : わがままな脳
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多妻制も脳進化の原因?

この世には「それを言ったらおしまいだ」という思いのために、皆わかっているけれど、あえて口にしないようにしている事柄・事実が結構ある。
だが、脳や心の進化を問題にする際には避けて通れない。

人を含めた霊長類の脳進化に「多妻制」が密接に関係しているという話である。


霊長類は食性によって大きく二つのグループ(葉食性と果実食性)に分けられるが、忘れてはならないのは社会構造である。
様々な社会構造があるものの、これも大きく二つに分けることができる。
多妻型と一妻型である。


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多妻型の社会は、比較的少数のオトナオスと比較的多数のオトナメスから形成されている。
つまり、比較的少数のオスが比較的多数のメスと性行動を営む社会で、典型例はハーレム型社会である(1頭のオスが多数のメスと交尾する)。
したがって、オス1頭あたりのメスの数は1より多くて、少なくとも1.2、多いと5かそれ以上といった数になる。


一方の一妻型の社会では、オトナメスは1頭で、オトナオスは1頭かそれ以上いる。
典型例はペア型(オスとメスが1頭ずつ)だが、一妻多夫型の社会を持つサル類も中南米に存在する。


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では、相対脳重はどちらの社会でより大きいのだろうか?
近代社会の人類の多くは一妻型なのだから、当然一妻型の方が大きいと思われるかもしれない。
だが、事実は違っていた。
多妻型社会を持つ霊長類の方が、一妻型の霊長類よりも大きな相対脳重を持っていることが判明したのである。


果実食性の類人猿の中ではテナガザルが一妻型で(一夫一婦)で、チンパンジーやゴリラが多妻型だ。
この2種類のサルを比べてみると、テナガザルの大脳の大きさはチンパンジーの半分しかない。
そして、一見して皺の数や複雑さの程度がチンパンジーよりも少ないことがわかる。
こうした事実から、多妻型社会の霊長類の方が、一妻型の霊長類よりもよく発達した脳・知能を持つことはほぼ疑いない。


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ヒトは一妻型なのだから、このデータはヒトには通用しないのではないかと思われるかもしれない。
しかし、ヒトは実は、基本的には多妻型なのである。
ヒトを含め、多妻型の霊長類の方が一妻型のものに比べて脳も知能もより発達していることは確かなのだ。
では、その要因とはより具体的にはなんだろうか?


多妻型社会と一妻型社会では、社会関係は顕著に違う。
多妻型社会では多数の個体が社会交渉を繰り広げており、一妻型の社会よりも複雑な社会関係を持つ。
多妻型のサルは、順位制や協調行動、互恵的利他主義(他個体を助けることによって、自分も利益を得る行動戦略)、あるいは、追放主義(ある個体をみんなで群れから追い出す行動戦略)などの様々な社会関係を発達させている。


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こうしたことから、多妻型社会に結びついた社会関係ーー順位制や協調行動、互恵的利他主義、追放主義などーーが少なくとも社会的知性に関係する脳領域の進化要因になってきたことはほぼ明らかである。
私たちの脳進化に、多妻制に結びついた社会関係が大きな要因として働いてきた。



澤口俊之著 「わがままな脳」より




160923 戻ってきたPENTAX K-S2 と DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WR

Category : K-S2
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16/08/20 にDA16-85mmF3.5-5.6ED DC WRのAFが機能しなくなった。
レンズの脱着を繰り返したり、バッテリーを外しておいたりすると直ったのでそのまま使っていたのだが、16/09/07 にまたAFが今度は完全に機能しなくなった。

サボートに照会した結果点検に出すことにし、9/10 にピックアップリペアサービスで送った。

16/09/22 終了したとて送られてきた。


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カメラとレンズは緩衝材で覆われていた。

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K-S2 のAFピントは規格内ではあったが後ピンのためより精密に調整したとのこと。
Nikon D200も規格内ではあるが後ピンで、MicroNIKKOR55mmF2.8以外のレンズも使うので、他のレンズとの兼ね合いがあり調整しないほうが良いとサービスに言われ調整しなかったことがある。


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DA16-85mmF3.5-5.6ED DC WR は距離環の動作移動量を電気的に検知する部品が外れて正常な検知ができなくなっていた為正常に動作するように修理したとのこと。
K-S2 はDA16-85mmF3.5-5.6ED DC WR をメインで使う為まあ良いかと思う。

Optio WP もどういうわけか画像が傾いて記録されて2度ほど修理に戻したことがあり、製品安定度が他メーカーに比べて低い印象である。






160915 私のインプレッサ

Category :
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私のインプレッサは、素材そのものです。
雨が降ると、この通り。→ 動画(マイ インプレッサ)
ダートを走ると、はねあげる小石群がタイヤハウスの中を駆け巡りアートブレイキーと彼のジャズメッセンジャーの演奏に挑戦します。



録画 OLYMPUS OM-D E-M5
OLYMPUS ZD14-54mmF2.8-3.5Ⅱ







160914  第24回 松尾由紀子 書の個展

Category : 展覧会
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第24回 松尾由紀子 書の個展が開催されている。

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千歳市の市民ギャラリー2階が会場である。

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階段を上がって正面に「風」が目に入ってくる。

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写真では作品が放つ精神性を十分の一も伝えられないので、ぜひ期間中に足を運んでいただきたい。

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ここに作品の一部を掲載する。

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会場でぜひ一枚一枚を味わっていただきたい。

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9月14日から18日の日曜日までで、最終日は午後4時までである。

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160914 マニラの10万人

Category : 変見自在
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変見自在 高山正之

マニラの10万人


吉田清治は「済州島に行って警官に下知し、家々から若い女を引きずり出してトラックに積み込んだ。同行の軍人は幌の中に入って女を漁った」と言った。
「女たちは戦場で性の奴隷にされ、恐らく生きて帰った者はいないでしょう」とも語った。
それがみんな嘘だったと朝日新聞が認めた。

最初は珊瑚落書き事件の時と似ていた。
編集担当役員の杉浦信之は「慰安婦問題は朝日新聞の捏造だといういわれなき批判が起きています」とか開き直って反省の色もなかった。
それが珊瑚と同じに社長の木村伊量が退陣し杉浦も解任されて社を去った。


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後始末はいろいろある。
まず「日本軍は20万人を性の奴隷にした」
「手足をバラバラにして殺した」
と教科書に載っている米国に行って教科書会社に「あれは誤りでした」と伝え、削除を頼まねばならない。
国連人権委にも行き、クマラスワミが引用したのは「うちが捏造したもので根拠がないからと取り消し」を要請するのも仕事だ。

さらに西海岸のグレンデールなど慰安婦像が立つところを訪れて市長に事情を説明して撤去をさせる。
ソウルも忘れてはならない。
日本大使館前の像を撤去するよう朴槿恵によろしく伝えることだ。
だれも第三者委員会がどうするかなんて期待していない。
朝日が責任をもってそうやると思っていた。


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ところがどうもそんな雲行きではなくなってきた。
というのは辞めたはずの杉浦が「反省のポーズは嘘でした」みたいに復社して新しい役職ではつらつとやっていると聞く。
女子挺身隊金学順を登場させた植村隆も170人の弁護団を擁して世間に反撃に出ているという。
紙面も変わっていない。

あの事件は新聞に寄せる読者の期待を裏切った。
本屋には「記者の心得」とか記者ものが並ぶ。
記事を書くのは大変、足でネタを探し、真実に迫り、裏も取ってやっと記事ができると偉そうに書いてある。

だから慰安婦モノも取材を尽くし、真実に迫った記事と思っていた。
しかし事実は済州島も女狩りも軍法会議も吉田の名前まで嘘だった。
裏の一つも取っていなかった。

読者が怒るもう一つはその類の記事に付く「歴史から目をそらさない」とか読者を叱る言葉だ。
嘘を書きながら、何を偉そうに。
そういう傲慢を捨て、記者のいろはから始めるのが朝日の務めなのに、その兆しが一向に見られない。


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先日はフィリピン人作家ショニール・ホセの「日本軍はマニラで10万人を虐殺した」話を載せた。
10万人が死んだのは米軍の空爆のせいだ。
米軍自身が「まあ半分くらいは」と小声で認めているが、ホセはそれを語らない。

「日本兵は残虐でビンタされた」と彼は言う。
それは東南アジアのどこでも聞く苔の生えた嘘だ。
仮にビンタがあって、それと米軍が「日本人と区別がつかないから原住民は皆殺しにした」(レスター・テニー・元アリゾナ大教授)のとどっちが残虐だ。

記事はホセに勝手に話させるだけでどの1行も裏を取っていない。
吉田政治の記事とそっくり同じだ。


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そしたらそれに前後してAP電がマニラ発で「日本軍は米軍の爆撃の合間に女子供を集めて計10万人を虐殺した」とホセより荒唐無稽な話を報じた。
ヒュー・コータッチもジャパンタイムズに「マニラの10万人虐殺が日本の都市への集中爆撃を招いた」と寄稿している。
なぜ同じ嘘の一斉報道か。

いぶかしんでいたら数日後の3月10日に日本の新聞が東京大空襲70周年を報じた。
そう言えば原爆忌が近づくとあちこちで南京大虐殺話が飛び出してくる。
米国だけが残虐ではない。
お相子ではないかと。
それで東京大空襲10万人犠牲者には嘘を承知のマニラ大虐殺の出番なのか。


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そう考えると朝日は米国の都合に合わせて記事を書かされているともとれる。
朝日の体質が改まらないのもその辺にホントの理由があるのかもしれない。




’15.4.2 週刊新潮より





160913 何という虫だろうか

Category :
虫の苦手な人は"閲覧注意" 見ないでください。

何という虫だろうか




'16/09/21追記 :
実は保健所に照会していたのが本日回答があって、虫の名前は「ヒメシカシラミバエ」とのこと。
鹿などにはつくが人間にはつかず吸血もしないので感染の恐れはないーとの返事で、ひとまず安心した。




160905 ハリーは災難

Category : 変見自在
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変見自在 高山正之

ハリーは災難


日本の大学で教鞭をとる米歴史学者ハリー・レイが「原爆投下は当然」と主張する本を出した。
学者というから余程しっかりした資料を示すのかと思ったら大違い。

「日本軍は南京で43万人を殺した」とか支那人もびっくりの数字を掲げ、さらに「捕虜を釘で壁に磔にした」
「赤ん坊を放り上げて銃剣で刺した」
とかの話をごまんと並べる。

いずれも第一次大戦で「独軍がやった」と米紙が流した話だ。
戦後の検証の結果「みな嘘だった」(ポンソンビー『戦時の嘘』)。


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ただ日本軍の場合はジョン・ダワーが「検証も必要ないほど明白な事実」と作り話をそのまま歴史に固定しようとしている。

そんないい加減なデータでハリーは「日本人は野蛮、冷酷、無慈悲」で「1937年には上海で非戦闘員を殺す空爆をやった」から目には目、歯には歯で原爆を食らったのだ、反省するのは日本人だと言う。


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言いたい放題。
こんな人が日本で教鞭をとることに違和感を覚えるが、一つだけ指摘したい。

1937年の上海といえば第二次上海事変のことだろう。
あの騒ぎは幾多の歴史書が示すように米国やドイツ、ソ連が競って蒋介石に装備を与え、軍事教練を施して日本と戦わせる陰険な仕掛けがあった。

だからこそ上海の日本人租界を突如攻撃してきた蒋介石軍は独軍と同じヘルメットをかぶり、独軍と同じモーゼルM98歩兵銃とチェコ機関銃を持っていた。


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米国は戦闘機コルセアとノースロップの軽爆と飛行教官を提供していて、この時は地上軍と呼応し、黄浦江にあった巡洋艦「出雲」へ空爆を仕掛けた。

出雲は応射し、たちまち3機を撃墜、別の2機にも被害を与えた。
逃げる支那人パイロットは500キロ爆弾を抱えたまま帰投する勇気も技量もなかった。
だから適当に爆弾を捨てて基地に向かった。

捨てた2発のうち1発は、仏租界で爆発して何人かを殺し、もう1発がキャセイホテル前に落ちてこちらは729人が即死した。
その30分後、これも被弾した軽爆が捨てた爆弾が大世界娯楽センター前に落ちて1012人が死んだ。

上海で非戦闘員をかくも大量に殺したのは「野蛮で冷酷な宋美齢指揮下の支那空軍機」が正解だ。


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ハリーには困ったものだが、こういういい加減な主張をする米国人は結構多い。
その一人がカーター政権の財務長官マイケル・ブルメンソールだ。

対日経済政策で、かなり強引に円の切り上げを要求した男で、日本人の多くが彼を嫌っている。
彼はユダヤ系ドイツ人でヒトラーがポーランド侵攻を始める直前、ドイツを脱出した。
彼が13歳のときだ。
しかし当時は米国もどこもユダヤ人は受け付けなかった。
同じ年にセントルイス号で脱出した930人のユダヤ人は米国上陸も叶わず、送り返され、大方は強制収容所で死んだ。


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しかしマイケルは幸せだった。
世界でただ一国、ユダヤ人に偏見を持たなかった日本のおかげで上海に上陸できた。
彼らは日本租界の一角に棲んだ。
その数は3万人にも上った。

彼は昨年春、上海を訪れて
「ユダヤ人難民と支那人は日本の侵略者の悪行を目撃した」
「数回の爆撃のあと我々は支那人と協力して罪のない犠牲者を回収し、けが人を救った」
と語った。

一体何の話だ。
日本が蒋介石軍を追った後は、つまり彼がここに安住の地を得た後は爆撃もなかった。
至極平和だった。


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終戦間際にB29が飛んできたが、空襲はなかった。
日本の都市が焼夷弾で燃えていたとき、ここでは李香蘭の公演が満員の盛況だったと彼女の自伝にある。

彼はそうした歴史に感謝の言葉もなく、今また支那人に媚びて嘘をつく。

少し前、政府は731部隊の嘘を振りまく支那人へのビザ発給を止めた。
政治的悪意を持つ者にまともな対応は必要ない。

ブルメンソールも然りだ。
彼に悪意ある中傷について釈明を求め、日本への入国禁止を通告すべきだ。




’16.1.14 週刊新潮より




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